<開票0%で当選確実が出る理由?>

テレビ特番などで選挙速報を見ていると開票率0%なのに当選確実が出ることがあります。開票していないのに当選確実が出るとかってあり得ない。何故、このようなことが起こりえるのでしょうか?

開票率0%ではないとしても開票率1%とか2%とかで当選確実が出ることもあります。やはりおかしい。あと90%以上の開票が残っているのだから逆転する可能性はあるはず。

テレビの開票速報を見ると、このように開票率0%とか低い開票率で当選確実が出ることはしばしば見かけます。何とも不思議。

でも調べたところ開票率が0%で当選確実が出ても特に不思議ではないことが分かってきました。今回は開票率0%でも当選確実が出る理由についてまとめます。


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選挙の当選確実について

選挙の当選確実というのはマスコミなどが選挙前の情勢調査、出口調査、開票作業所のチェック(目視)などから判別するものです。そしてこの当選確実というのは各マスコミなどの「予測」です。

選挙管理委員会が出す「当選」とは異なります。要するにマスコミが勝手に独自の予想で「当選確実」としているのです。ちょっと怖いですね。実はマスコミもこれを出すのは怖と思います。

でも、マスコミなどが出した当選確実はほとんど外れません(稀に外れることもあります)。

普通の考えでいくと当選圏外の人が残りの開票全てを得ても当選圏に入らない場合に当選が確定します。100%間違いの無い当選確実を出そうと思ったらこの方法になります。ただし、これでは速報になりません。そこでマスコミがいくつかの要件から予測するのです。

それが場合によっては開票率0%での当選ということになります。ただ、いくら予測と言っても開票率0%で当選確実というのはさすがにやりすぎだろうという感じもします。何故、そのようなことが予測が可能なのでしょうか?

 

開票率0%でも当選確実を出せる理由

先ほども書いたように選挙の当選確実というのはマスコミなどが選挙前の1)情勢調査、2)出口調査、3)開票作業所のチェックなどから予測するものです。

何故、開票率0%でも当選確実が出せるのか?その理由を見ると何となく理解できるので以下を確認してください。

 

選挙前情勢での判別

各マスコミなどは選挙前にアンケートなどで選挙前の情勢を確認します。もちろん、正しく答えてくれない可能性もあるし、その後いろいろな情報を集めて投票する人を変更する可能性もあるので誤差は大きい調査ですがこの調査で得られた回答を元に統計的に当選者を推測します。

例えば電話などで選挙のアンケートを受けた人もいるのではないでしょうか?

この時点で大きな差が付いていると後に当選確実が出しやすくなりますが、この選挙前情勢だけで判断するのは危険であることは明白でしょう。

 

出口調査での判別

次に出口調査。この出口調査というのは選挙結果を予測するため、投票所の出口で投票した人 に直接投票行動を尋ねて教えてもらうことです。そしてその結果に基づいて実際の得票数を統計的に推定します。各候補者がどれぐらいの得票が得られるのか予測するのです。

実際に投票した人に聞くので選挙前情勢よりも正しい判断が可能となります。この出口調査で大きな差が付いていると後に当選確実が出しやすくなります。

 

開票作業所を見て判別

一番肝心なのが開票作業所を目で見て判断するというものです。でもいくら目で見ても開票率0%で当選確実が出るのはおかしいですよね。その辺りについてここから詳細に説明していきます。

実は選挙では票を数えやすくするために開票前(開票率0%)に候補者ごとに票をおおまかに振り分けてます。

すなわち、候補者ごとに振り分け票の山みたいなものができるわけです。あとは、その票に書いてある内容を慎重に確認して間違いが無ければ1票としてカウントしていきます。これが開票作業であり、実際に開票数や開票率として実際に数字として出てきます。そして、中間発表なども行われます。

すなわち、振り分けの段階(開票率0%)でも票の山を見れば、ある程度はどの候補者が当選するのか判別ができるわけです。言い換えると単純に票の山が大きい方が得票数が多いと判断できるということなのです。よって、開票所がマスコミに公開されている場合はその振り分けの状況を見るだけでどの候補者が有利なのか一目瞭然ということになります(もちろん、ある程度の差がある場合のみ)。

ただ、それだけでは不安要素もあるので前に書いた出口調査の内容、選挙前情勢の内容などを加味して、ほぼ間違いがないと考えられる場合は開票率0%でも当選確実が出るということになります。

そのため振り分け段階の開票率0%でも当選確実が出せるわけです。

 

2位の人が先に当選確実が出ることもある?

そのため、場合によっては1位よりも2位の人が先に当選確実が出ることもあります。

国会議員選挙や県知事選などの開票作業は市町村の選挙管理委員会ごとに行われます。有権者が多い都市部ほど開票結果が出るのが遅れるので(振り分け作業が大変なためだと思います)、都市部で他候補より多くの得票が見込まれる候補者は、その時点では2位以下であっても「当選」が出る場合があります。

2位なのに当選が出て1位の人が落選とかおかしい。何らかの裏があるのでは?と思う人もいるかもしれませんがこういった理由があるのです。

他にも同じぐらいの時間が経過したのに片方の候補者だけ得票が伸びるのがおかしいと感じたこともあるかもしれませんが、開票所によっては片方の候補者の開票が終了している場合もあるのでもう一方の候補者のみ票が伸びることもあり得ます。

 

当選確実が出た後で落選した例もある(当選確実の取り消し)

ただ、これまでにも何度も書いてきたように「当選確実」というのはあくまでも予想にすぎません。ほとんど外れることはないのですが、、、過去にはマスコミが当選確実と出した候補者が実際には落選したという例もあります。

当選確実が出た時点でその候補者は大喜びしているわけで(当選確実が出るとだるまに目を入れますよね)、それが間違いとなるとマスコミの大失態と言えるでしょう。当選するか落選するかは本人にとっては天と地獄の差。なんともかわいそうです。

頻度は少ないものの当選確実の間違いが何度かあったことで、以前よりもより慎重に当選確実を出すように変わってきていますが、あくまでも予想なので今後も間違いが出るかもしれません。ちょっと怖いところです。

これが当選確実の取り消しということになります。

 

当選確実の取り消し例その1

2014年、NHKニュースは12月14日午後9時半ごろ、衆院選挙の開票速報で、小選挙区の東京21区で民主党の長島昭久前議員の当選確実を速報。しかしならばNHKは15日未明になって、自民党の小田原潔前議員が当選し、長島前議員は比例代表で復活当選したと訂正報道しおわびした。(おわびですまないような気もするけど)

参考元:http://gohoo.org/14121501/

 

当選確実の取り消し例その2

NHKは2009年7月12日に投開票された東京都議選の開票速報で、北多摩2区(国分寺、国立市=定数2)から立候補していた自民新人の高椙健一氏(58)について「当選確実」と報じたが、約50分後に取り消すというトラブルがあった。

参考元:http://www.kyodonews.jp/feature/2008election/2009/07/post-403.html

 

当選確実の取り消し例その3

フジテレビ系列の鹿児島テレビ放送(KTS)が2007年7月29日深夜、参院選の開票特番で鹿児島選挙区(改選数1)から出馬、落選した皆吉稲生さん(57)=民主党公認=を誤って「当選確実」と報じ、後に取り消して陳謝した。

参考元:http://www.j-cast.com/2007/07/31009839.html

 

開票0%で当選確実が出る理由

今回は開票率0%でも当選確実が出る理由などについてまとめました。

理由を聞いてみるとなるほど!と納得できたのではないでしょうか?

もし、友人知人などに理由を聞かれたらこの情報を教えてあげてください。感心してもらえるかもよ?


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