イギリス 選挙で為替に影響
イギリスの総選挙が2017年6月に行われることになりました。
本来ならば2010年に行われる予定でしたが内政問題でメイ氏は総選挙に出ることを決意したのです。
この選挙が吉と出るか凶と出るか?
EU離脱派が多くなればEU離脱が加速すると思われますが過半数を得る政党が無ければ混乱が続く可能性もあります。
そのあたりの状況について整理します。
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イギリス総選挙の理由
イギリスの線選挙が行われる理由はメイ首相が解散総選挙を選んだからです。
現在のイギリスの最も大きな問題はEU離脱関連。
メイ首相が率いる保守党の中でもEU残留派と離脱派がおり、意見がなかなかまとまりません。そこで今回の選挙で保守党はEU離脱という方向性を示しつつ選挙で勝つことでその動きを加速させようと考えたわけです。
イギリス総選挙の結果
イギリス総選挙の結果は6月8日に出ることになります。
主な政党は以下の通り。選挙結果が分かったら空白を埋めます。
前回2015年の総選挙では650議席中、保守党が過半数の330の議席を得ており、安定した政権運営をしていました。
2017年選挙 | 2015年選挙(前回) | |
保守党 | ? | 330 |
労働党 | ? | 229 |
スコットランド国民党 | ? | 54 |
自由民主党 | ? | 9 |
イギリス総選挙の為替への影響
現在は保守党が過半数を占めているので比較的安定的な政権運営をしています。
しかしながら保守党が過半数を取れないという意見が多くなっており不安定要素が増してきています。
その場合、為替はどうなるのでしょうか?
ポンドは?
もし保守党が過半数を割ることになると政権運営の舵取りが難しくなるということでポンド安になる可能性が高い。
(実際に過半数は困難ということでポンドが暴落しています)
EU離脱問題で意見がまとまらないようであれば今後も更にポンドが下落する可能性があります。
ドル円は?
ポンドが売られる際に円が買われる可能性があります。
その場合はドル円も下落する可能性が高いと思います(円高)。
ポンドが売られる局面で更にドル安になる材料が出てくるようであれば急激なドル円安が進行する可能性もあります。
ユーロ円は?
ポンドが売られる局面でユーロはどうなるのか?積極的にユーロが買われる動きであればユーロ円はそれほど影響を受けないと思いますがやはり同じ欧州通貨ということでユーロも売られる可能性が出てくることでしょう。
ユーロ円も下落する可能性が高いと思います。
イギリス総選挙による為替への影響まとめ
イギリスの総選挙が2017年6月8日に行われます。
保守党が過半数を取れないようでポンドが下落しています。
保守党が第一党になるのは間違いないでしょうが、今後の政権運営に不安要素が残れば更にポンド安が進行する可能性があります。
今後のイギリスの動き、特にEU離脱関連の情報は注視する必要がありそうです。
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